2008.09.02 Tuesday
「渋谷駅街区基盤整備方針」の公表について
そういえば、渋谷駅再開発の計画案が公表されている。
学識経験者、国土交通省、東京都、渋谷区および鉄道事業者で構成された「渋谷駅街区基盤整備検討委員会」は、渋谷駅とその周辺の区域(以下「渋谷駅街区」という)における都市基盤の再編整備について検討を進めてきました。 2012年に東急東横線渋谷駅の地下化が完成したあとできる、地上駅の跡地の余裕分をどこがどう利用するのかという話。 発表資料からは、今手狭になっている駅を、電車やバスやタクシーの利用者、そして歩行者にとって利用しやすいものに補修してまちの魅力を高めようとする方向が顕著にみえる。 活性化のために交通結節点としての機能を強化しようとする目論見はどの駅前にも常に存在する。とはいえ、この渋谷のくらいまで規模があって包括的な例はあまりない。実現すれば渋谷の街を長きにわたって支える優良な資産になることだろう。 工事には難題も多いだろうけど、今回、それら制約を押さえながら駅をアップグレードする事業での理想の成果像はほぼ共有されているようにみえる。 大きく描かれた絵がどれくらい描かれた通りに実現するか眺めていきたい。 計画案では駅の改造ほど強調されていないけどもうひとつ、同じくらい長期的に街の価値にかかわるプロジェクトが並行して進められる。 渋谷駅街区で現状消化されていないもの、東横線駅跡から新たに発生するもの、今の渋谷駅ビルのもの、全部の床面積を足し合わせた巨大な駅ビル。 まだ線路をまたいだ直方体として計画図にのってるだけであっても、基盤整備では外せなし、完成すれば間違いなく渋谷のランドマークになる。 これまでの渋谷は駅を中心とした街で、でも駅には人が集まるだけで何かあるわけではなかった。そんな何もなかった駅の空中に大きな何かができる。 街の中心に、これまでにない何かをつくる、のだから自称関係者の意見もバラバラなのはすぐ想像できる。 しかも場所は渋谷。特殊な文化がすでにそこにあって、無難な超高層では台無しになる。難しさでいえば、ニューヨーク・グラウンドゼロの復興計画と並べてもいいんじゃないだろうか。 成功すれば全力で褒め称えられることになるけど、成功させるのは至難なプロジェクト。こっちはゆく先を注目する価値充分。 |

