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戯れたい

I LOVE GEOGRAPHY
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こんな夢をみた。
先日、やけに長くてやけに思わせぶりな夢をみたからここにでも書いておく。
誰も読まないだろうけど、けっこう長いよ。
(思い出せる限りのはじまり)

緑の山肌にコンクリートで固められた滝
落差は大きなものでも小さなものでもなく、それがいくつも縦に連なって
水が糸のように流れる。
視線を反対側にやっても緑の山
細い道がまっすぐ斜面を登っていく。

水路と道がぶつかる地点で両者は直角に曲がって
なだらかな草原をうねりながら続く。
パラグライダーで空撮する視点でそれを追っていくと集落が見えてくる。

小さな駅があって、ホームに列車が停まっている。
14歳くらいの少女がホームへ向かう後ろ姿
農作業着で弁当包みを手にしている
長い黒髪で色白、口にさした紅が印象的。

電車の中には老婆とそのほか数人の乗客。
画面の外で老婆が少女から弁当包みを受け取り、列車がゆっくりと動き出す。

列車が大きく揺れる。
その揺れの中で、老婆がドアのそばに立ったまま全く動かない。
不審に思った乗客の一人がおそるおそる老婆に近づいて話しかけるけれど
言葉が音になって聞こえてこない。

場面が変わって集落の中。

小さな建物が2つ並んでいる。
向かって左側は小ぶりな住居のようで、
右の小屋はKDDIデザイニングスタジオを2階建てにしたようなつくり。

さっきの少女が右側の小屋に入ってゆく。
内側はFlashでつくった歌手のサイトのようで、牧歌的なテイスト
内装から、昔好きだった歌手がまだ愛されながら活動を続けていると伝わってくる。

小屋をでて、ぬかるんだ道の水たまりを避けきれずに足を濡らす
その感覚がリアルで、夢の中にバッと引き込まれる。
周りは音にあふれているけれど人間の声は聞こえず
人間でないものの声ばかりがはっきりしている。

確かめてみる?”と、声がする。

駅に向かうための列車にのって駅に向かい、駅で列車に乗り込む
列車には10歳くらいの少年も乗っている。

車窓に、放棄された鉱山都市がみえてくる。
海のそばの1200mほどの山の斜面は暗い空の下に鈍色で
ふもとから中腹にかけてびっしりと人工物に覆われている。
終戦を知った軍国少年のような目で少年が街をみる。

鉱山都市の集合住宅の窓のひとつに明かりがともり
そこに列車の少女の影がうつる。
別の住居には少年の影がうつる。
他の住居にもまばらにオレンジの光があらわれるが
人の気配はしないまま、だんだんと光は消えてゆく。

列車は大都市の中央駅に近づき、その手前の、スラム化した地区に停車する。
そこで何かの群れが車内に押し入り、
「子どもが欲しい」「子供が要る」といいながらそこらを荒らし回る。
二人は街を必死に走って逃げる。

場面が変わってもう一度集落の中

16歳くらいの少女らが帰り道をさきほどの左の建物のほうへ向かっている。
うち一人がきれいな服を着ているとからかわれているところを
30歳くらいの、トトロのお父さんのような雰囲気の男が悪意なく加わり会話の流れを止める。

男は列車の少女のはなしを夢で見たかなにかで記憶していて
書きとめるための紙とペンを探してそのまま建物の裏手の庭にはいる。
少女らも一緒に庭へ。

庭には2階建ての粗末な物置き
一緒に庭にはいった少女のうち、からかわれていた少女がここで別れる。
男はすれ違いざまに彼女のひどく荒れた顔の肌をみる。

物置きのピロティー状になった1階には横木が吊り下げられていて
列車の少年とは別の、6歳くらいの少年が腰かけている。
少年の姿はその場に残った少女らのうちの一人にしか見えず
そのほかの少女は少年がいないかのように振る舞う。

2階にのぼった男から幽霊が出るらしいと告げられうろたえる少女。
少年はただ腰かけているだけでなにもせず
そのほかの少女は事態を呑み込めていない。
紙もペンも見つからないまま男が2階からおりてくる。

男がケータイを取り出すと新着メールが届いている。
一通は男の親から
カナダにいる男の後輩が連絡先を訪ねてきたとのこと。
もう一通が別の後輩から
今度みんな集まるので会わないかとの誘い。

紙とペンを探して男は表にでて
列車の少女からありがとうと言われたように感じる。

単線の線路の上を歩くと大きめの集落が見えてくる。
その手前に小さな駅があり、少し先にひとまわり大きな駅が見える。
手前の駅に狸が隠れていることに気づき
狸がいたずらしようとしていると読んで駅舎のほうへ小石を投げつける。
直後、巨大な力の均衡が破られたようにして
背景の建物がバラバラと崩れはじめ、男はその中を逃げまどう。

混乱のなかで手帳が手に入っていて
線路を歩きながら少女について憶えていることを書き殴る。
文字は汚く、ほとんど解読できない。

線路の先に少女が向かった土地があるような気がして
男は歩き続ける。

右手の先に、白く平べったい長方形の近代的な
プラズマディスプレイでも生産していそうな工場が見えてくる。
すぐ左には田舎の郵便局か町工場といった感じのさびれた木造の建物。

建物の中でくたびれた男がクレーンの先端に付けるフックを頭に突き刺し
フックにつながった鎖を上方の滑車にくぐらせてこちら向きに立っている。
それと向き合った見えない位置に経営者が座っていて
男は経営者を道連れに自殺しようとしているらしい。
それらしい仕掛けが滑車の先にしつらえられているけれど
作動させたところで命を落とすのはくたびれた男だけになりそうだ。

窓越しに男と目が合う。
その瞬間に強い風が吹いて手帳のページが破れ
少女について書きとめた内容が空に消えてゆく。

手帳を失った男はまた少女の記憶を忘れないようにと
紙とペンを探して歩き始める。

(おわり)
| その他 | 23:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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