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戯れたい

I LOVE GEOGRAPHY
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プラネテス2巻
自分の活動限界を知りたいんです
どこまでが私の守備範囲なのか
どこまでが私のクチ出し可能な世界なのか


月が核融合のためのヘリウム採掘地になって月面に都市が築かれている時代、
宇宙飛行士になった理由をたずねられたある登場人物の
これが彼女が登場して最初のうけこたえ。

世が世なら自分も上のような言葉を胸に秘めて
宇宙飛行士のはしくれを目指してたもしれないと思う。
現に、宇宙がそれほど魅力的には映らないこの環境で
宇宙に似た別の対象、人口が膨張した社会の姿に惹きつけられてるし。

人の世の中と宇宙はよく似てる。
どちらもとんでもなく広大でとんでもなく複雑怪奇で
人が手なずけられるようなものじゃないでしょう?
あがいても口出しできない。

けれどもそれが生活を成りたたせる一要素になってしまうと
そのメカニズムを知らないでいては
なにかあったとき、なす術もなく簡単に吹き飛ばされるしかない。

だから何とか、自分のどうにかできる範囲はどうにかできるように
あらかじめあがいておきたいんです。

自分としては。

この台詞を口にしたあと彼女は愛を説いて
全体として愛が生きるがどうこうをテーマにしてる作品の
その中でも特別な役回りを担っていくんだけど。

自分の活動限界を思い知ったあと、
封じ込められた領域の中でなにかしらしがみつく対象をみつけようとする
結果が宗教であり愛、じゃないんですね?
あってくれたなら素直に理解できるんだけど。

でもそうじゃないんでしょう?
冒頭の台詞が、作品における愛の化身から発せられていて
その彼女が平凡な日常を甘受するのではなく
わざわざ宇宙に出てきてるってことは。

なんとかまともに人間になりたいんで、
これはいい教科書ですね。
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