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戯れたい

I LOVE GEOGRAPHY
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ワールドトレードセンターの後継者たちの2009年・中国中央電視台
北京で中国中央電視台(CCTV)の新社屋と一緒に建築中だった高さ159mの超高層ビルで2月9日夜に火災が発生し、建物が全焼した。
消火作業にあたった消防士ひとりが死亡した。
火災の原因は花火が燃え移ったものではないかと疑われている。

伝わってきていることはそんな感じ。
第一報を知ったとき頭をよぎった最悪のシナリオに比べれば、事態はかなり軽微といっていいもののようだ。

経済成長の著しい中国の首都では当然、都市建設が急ピッチで進んでいて、スケールの大きな開発がおこなわれている。2008年の北京オリンピックの競技施設がそのひとつの頂点にあたる、し、CCTVの新社屋もそれと肩を並べるくらいの存在になると期待されていた。

北京のことはよく知らないけど、CCTVがWTCの後継者の座を狙っていたという説で考えてます。

それが国家プロジェクトだということは、オリンピックスタジアムが鳥の巣と呼ばれ、CCTVが鳥の足と呼ばれるんだから。そうでなくてもあの中央集権国家の国営放送が首都につくる巨大建築なんだから当然そうで。
そしてここで中国は高さ世界一を求めなかった。これも21世紀に繁栄する国家の象徴となる存在をつくるのだから、いつだれに奪われるとも知れない高さ世界一を避けるのは当然。

そうやって結果選ばれた解答が、立方体のフレームを歪めたような、なんとも表現しづらいオンリーワンなデザイン。

ただあのデザインを複数の超高層ビルの超高層階をつないでいる、と解釈すればそれ以前にも似た提案はあった。
ワールドトレードセンターに飛行機が突入したとき、上層階にいた人たちは完全に退路を断たれてしまった。その教訓をもとにした複数の避難経路をもつ建物というのが、跡地のデザインコンペではひとつの勢力になっていた。

ニュース映像を見て、多くの人があの時のことを思い出しただろう。
悪意をもった何者かが21世紀の中国の象徴となるべきCCTVの新社屋の破壊を企て、それが成功したのなら最悪だった。

さいわい炎はCCTVには回らなかったし、焼けたビルもまだ稼働前だった。悪意をもった何者かが関わったこともなさそうだ。それでもひどい。



超高層ビルの炎上は起こったとき本当に救う手だてがないのに、あの建物のデザインは安全を求めるところから始まっていたはずなのに。

今となっては脆いものだという印象しか抱けなくなってしまった。
ねぇ、これからどうするつもり?
| - | 03:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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